江戸時代の基本法典。八代将軍吉宗の命により編纂された。
寛保2年(1742)に制定されたが、その後も改訂を繰り返した。
上下巻からなり、上巻は警察・行刑に関する法令集。下巻は『百箇条御定書』とも呼ばれ、刑罰規定・判例集に相当する。
庶民には非公開であり、幕府司法中枢のみ見ることができるという建前であったが、現場の実務者には多くの写本が流布していた。
ネット上ではこちらが読みやすい。
http://rekishishiryo.blog.jp/archives/1032619800.html
江戸時代(中期?)の牢獄の様子が記された書。
牢内の様子やしきたりが解説されている。
昭和14年(1939)に出版された復刻本をこちらで読める。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1267010
文化11年(1814)、北町奉行所の牢屋見廻与力を勤めた、蜂屋新五郎が編集した書。拷問・刑罰の様子が、多数の絵図と図版を用いて解説されている。
国立国会図書館 天保7年(1836)の写本
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1365404/11>
ベルリン国立図書館 嘉永3年(1850)の写本
http://digital.staatsbibliothek-berlin.de/dms/werkansicht/?PPN=PPN3303601089
双方を見比べると面白いだろう。
内容が微妙に異なる流布本が多数存在し、中にはカラー絵図のものもある。
明治26年(1893)発行。
江戸時代の犯罪、捕縛、牢獄、拷問、刑罰の様子が、60枚ほどの絵図に描かれている。
明治大学博物館のサイトで公開されている。
http://www.meiji.ac.jp/museum/criminal/keijizufu/
佐久間長敬 著、明治26年(1893)出版。
南町奉行吟味与力を勤めた著者による、江戸末期の拷問の解説書。
拷問の種類と方法、吟味の心得などが著されている。
Googleブックスで読める。
http://books.google.co.jp/books?id=D2zvrNuCHmYC